又来シュウのどきどき☆政治アプリ探訪。大好評につき第3回である。大好評だ。大好評ということにさせていただく。

2016年、リオデジャネイロオリンピック。あの夏の感動は皆様の記憶にも新しいものだろう。覚えていない人はもういい。

今回のアプリの題材は、そのリオ五輪の閉会式で話題となった、あのパフォーマンスである。覚えていない人はもういい。

 

「安倍マリオ」地球の反対側からワープ 閉会式で演出:朝日新聞デジタル

【リオ五輪 連続写真】閉会式 話題さらった“安倍マリオ” – 産経ニュース 

 

朝日新聞と産経新聞の両方の記事を貼っておけば、その筋の人に文句を言われる筋合いもないだろう。ここは保身に走らせていただく。

そう、安倍晋三内閣総理大臣が、閉会式会場にマリオのコスプレをして登場した、あの場面だ。

マリオやドラえもんなどの、日本が世界に誇る知的財産を活用した映像ももちろんのこと、現職総理大臣がマリオのコスプレをするという演出は、大きな話題となった。

ときに、皆様も土管でリオデジャネイロに行ってみたいとお思いだろう。そうだろう。そうに違いない。

そう、今回紹介するのは、こちらのゲームアプリだ。

通称「TOKYO TO RIO」。正式名称(?)は「東京からリオへ落下してGO! fall from Tokyo to Rio」だ。その名の通り、東京から落下運動でリオデジャネイロに向かうゲームである。その距離、なんと12742km。この長い道のりを、安倍総理は短時間で移動し、閉会式に間に合ったというのか。さすが立法府の…ではなく行政府の長。侮れない。

さて、ゲームを始めてみよう。

画面下部、赤い帽子をかぶっているのがこのゲームの主人公だ。マリオのコスプレをした安倍総理のコスプレをした人物である。この人物を、方向マークをタップして右回り・左回りに動かし、途中に出てくる障害物(カラフルな壁)を避けて、リオへと落下していくのだ。落下は重力任せなので、勝手に進んでゆく。操作は左右回転のみだ。その気になればどちらか片方の方向マークだけでも操作できる。

開始して早々に、まず気づくことがある。

ひとつは、スクリーンショットではわかりにくいのだが、この背景がものすごく目にダメージを与えてくる。落下運動のスピード感を演出している、この集中線のようなエフェクトが、かなり激しくチカチカするのだ。タイトル画面では枠の外に少し見えていたチカチカが、スタートすると全面に押し出される。

そしてもうひとつ。落下がものすごく遅いのだ。「これでは閉会式に間に合わないではないか!」と、焦ってしまう。12742km進む頃には、次のオリンピックが始まってしまうくらいのスピードだ。

先程のスクリーンショットと少し背景色が違うのがおわかりだろう。プレイしているとだんだん色が変わるのだ。それもまた目にダメージを与えてくる。

また、進んでいくと、だんだん落下速度が上がってくる。なるほど、これなら閉会式までにリオに辿り着けそうだ。スピードアップにつれて障害物を避ける難易度も高くなり、ゲームらしくなってくる。

壁にぶつかると、男性が爆発してゲームオーバー。微妙な火花が散る。

…と、数度プレイしていて気づいたことがあった。ゲームを進めていったときの、落下スピードの上がり方が半端ではないのだ。途中からとんでもない難易度になる。

12742km進みたいのに、せいぜい0.7km程度で、かなりの反射神経を要求される時間帯に突入する。

「こんなのクリアできる人いるのか?」と疑問に思い、トップ画面の「RANKING」をタップしてみた。

なんと、全国1位で0.957km。

なんと、私は全国5位。そしてなんと、プレイヤーが全国で37人。驚きの波状攻撃だった。(執筆途中でハイラルの旅に出てしまったため、スクリーンショット内の日付と記事作成日に大きな差がある)

この記録で全国5位…ということは、本気の本気で臨めば、全国1位になれるのではないか…?

がんばってみようではないか。

 

 

なった。チカチカする背景との連戦であった。

ひざかけちゃーはんからついに日本一の人間が生まれた。大変に喜ばしいことである。私は全国の頂点に君臨した。

 

最初に言われた12742kmとは何だったのかと考えたくなるのはさておき、ひざかけちゃーはんから日本チャンピオンが輩出される結果となった。皆様もチカチカする背景に視力を奪われながら、このゲームをプレイしてみてはいかがだろうか。私がディフェンディングチャンピオンだ。

 

追記

陥落した。

 

追記

首位奪還! 私が日本一だ!

 

あの感動をもう一度!!!!!!!!!!!

※本記事は当該アプリおよびアプリ内の広告の安全性を保証するものではありません。

アプリのご利用は自己判断・自己責任にてお願いいたします。

また、本記事は特定の政治的主張・信条を支援あるいは批判するものではありません。


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又来シュウ

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