ネット通販が一般化したことで再配達が問題となっているらしい。「それは大変だ!」とは思うものの、ニュースの中で起きていることはいつも実感がなく、何日も燃え続けている倉庫の映像と表参道(どこだ?)で人気のスイーツを食べているタレントの笑顔との区別もつかないのだ。
ただ再配達問題がいつもと少し違うのは、俺がいつもAmazonで買ったものを持ってきてくれるヤマトのおじさん(おにいさん)が困っているということだ。顔を知っている人間が困っている。どうにかしたい。
再配達をなくすには宅配ボックスの設置が有効と聞いたので、宅配ボックスを自作して使ってみた。
〇Amazonからの荷物を受け取るために、Amazonで荷物を買う
まずは必要なものをAmazonで購入。記事を書いている3月1日現在ではコンテナが1800円くらいになっているが、購入した1月はコンテナが安い時期だったのか1236円だった。コンテナが安い時期ってなんだろう。
全て合わせて2000円くらいだ。宅配ボックスは自作しなくても売っているが4000円くらいなので手間さえ気にしなければこちらの方が安い。
ちなみに最初に買った掛金は小さすぎて使いにくかったので後から買い直した。これも購入時は現在より100円程安かった。年末年始は掛金が安い。
〇じゃんじゃんやっていく
届いた掛金が想像していたよりずっと小さくて驚いた。商品ページにちゃんとサイズは記載されていたのだけど、コンテナとのバランスをまったく考えていなかったのだ。
明らかに小さいうえに、コンテナのフタが少しでもずれると金具が回らない。自分で開け閉めするなら気をつければいいが、配達に来たおっちゃんにやってもらうのに、そんな面倒な配慮は押し付けてはいけない。軍手をしてたらまず回せない感じだ。
試しに部屋の前に置いてみる。やっぱり掛金が小さい。
この写真を公開するということは、このコンテナが置いてある部屋に俺が住んでいるということになるが、もし見つけても来ないでほしい。怖いから。
玄関ドア前に置いておくので、邪魔にならないように折りたたみ式のコンテナを買ったのだけど、これって横から開くみたい。
ここから荷物が取り出せるなら、掛金とかカギとか全部意味がないのでは……?
〇いろいろ買い直して完成
ちゃんとサイズを確認して買い直した掛金。これならスムーズに開閉できる。
うすいコンテナに無理やりネジで取り付けたので、裏面がおそろしいことになっていた。このままだと宅配便のおっちゃんが破傷風になるので修正。
今度はボルトが邪魔でうまくフタがしまらなくなったので、ニッパーで引きちぎった。こういうちょっとした工夫が、既製品にはないDIYの醍醐味なのだ。
配達に来てくれた人向けに説明文を貼り付ける。一応荷物を受け取ったときに対面で「今度からこれ置いておくんでお願いします」とは伝えてあるし、通販の備考欄に「不在時は宅配ボックスへ」と入力してあるが、毎回同じおじさんが来るわけではないので必要になる。毎回同じおじさんがきていた場合、おじさんのクローンかもしれない。オジクロ。
サンマはカギをなくさないためのキーホルダー。
〇実際に設置
完成したものを実際に設置したのが上記の二枚だ。
廊下の一番奥の部屋なので他の住人の邪魔になることもない。ちなみに廊下は共有部なので大家さんへの許可がいる。同様に宅配ボックスを設置する場合は注意してほしい。うちはアパートの最上階に大家さんが住んでいるので説明が楽で、ヨックモックはおいしい。
荷物の受け取りがないときは玄関の中に入れておく。
〇配達成功
ちょうどAmazonで買い物があったので使ってみたが、無事に荷物が入っていた。
「横が開くからとれるじゃん」問題は、中にダンボールが入っているとフタが開かないことがわかったので解決した。薄いものならポストに入るので問題なし。
「宅配ボックスごと持ってけるやん」問題は、防犯ワイヤーを注文したのでそれで括り付けて解決する予定。
よかったよかった。
おしまい。
ママゾン。
(2017年3月3日13:36追記)
〇消防法じゃなくて建築基準法らしいです。
(2017年3月3日19:35追記)
〇宅配ボックスの設置を考えている方は各自で確認工夫して問題ないようにやっていってください。
自作が面倒な場合、既製品もあります。

能登 たわし

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