水道工事のマグネットと遊戯王カード、入れ替えてみました。
おそらくこれを読んでいる全員がそうだと思うのだが、水道工事のマグネットを集めている。
自ら行動することなく、ただ生活しているだけでポストに入れられていくのだ。コレクションの中でもこんなに労力のいらないものはない。口を開けて待っていたらネギを背負ったカモが飛び込んでくるようなものである。
「冷蔵庫などに貼ってください」と書かれているものもあるが、我が家では洗濯機に貼り付ける。最初はかわいく思っていたが、数が増えるにつれてだんだん気持ち悪くなってきた。
さて、このマグネット、何かに似ていないだろうか。カードのような形をしていて集めるもの……そう、遊戯王カードだ。
そんなわけで今回はこの似ているふたつ、水道工事のマグネットと遊戯王カードのデザインを入れ替えてみよう。
マグネットはいくらでも家にあるが、遊戯王カードはない。なのでまず遊戯王カードを調達する。遊戯王カードを買うのなんてほぼ20年ぶりだ。20年前のおもちゃが今でも当たり前に買えるのか、とんでもないな。野菜なら腐るどころか品種改良が終わるくらいの年月である。
カードをレジに持って行ったとき「何パックですか?」と聞かれて面食らった。そうか、大人だと複数パック買うのが当たり前なのか。「ひとつです……」と答えるのがなぜか妙に恥ずかしかった。
知らないカードばっかりなんだろうな、思いながら明けたらなんと「ブルーアイズ」が入っていた。遊戯王カードはあんまり持ってなかったけど、これなら知っている。ポケモンでいえば「ピカチュウ」、ドラえもんでいえば「ドラえもん」くらいの立ち位置のカードである。
さっそく並べてみた。
・集めるもの
・カードの形状をしている
という重要な2点は似ているものの、デザインに共通点はない。
これを入れ替えていこう。
作業は数時間かかったが特に見所もないので、この写真一枚で全部説明できたということにしておく。
詳しく知りたい人がいたらillustratorの本とか読めばいいと思う。
そして完成したのがこれだ。
絵や写真をそのまま使うわけにもいかないので、人やキャラクターは逆襲(スーパーマンガ大戦連載中)さんに頼んで描いてもらった。絵が描けるってすばらしい。
松村邦洋さん風の男性のイラスト、どことなくあぶない雰囲気になっていたが本人の芸風を考えるとあぶない雰囲気で間違いなかった。むしろ特徴を捉えてよく描けているということだ。
ドラゴンとこの男性、戦ってもどちらが勝つのかわからない迫力がある。
「柴田理恵さんも描く?」と言われたが大変そうなので断ってしまった。今思えば描いてもらえばよかったかもしれない。
たぶん松村さんより柴田さんの方が強いと思う。強さの序列としては、
松村邦洋 < ブルーアイスホワイトドラゴン < 柴田理恵
である。
こうして並べてみてもほぼ違和感なく溶け込めている。若干サイズが大きくなってしまったが、まったく計らずに目分量だけでつくった割にはうまくいった方だと思う。
今まで「てきとうにやった割にはうまくいったよね」というカタチで褒められたことがないので、たぶんそれじゃだめなんだろうけど。
同じように水道工事のマグネットの方にも混ぜてみた。これも言われなければ気付かないくらい馴染んでいる。
トイレの水が止まらなくなって、慌てて手に取ったマグネットに「青眼の白龍」と書いてあったらパニックになる思う。でも松村邦洋とどっちが頼もしいだろうか。
この入れ替えはよく似ているからこそ成功したといえる。逆に言えば入れ替えが成功すればその二つは似ていたともいえるのだ。
また似ているものがあったらデザインを入れ替えてみようと思う。
町を歩いていたら集めている人を見つけた。やっぱり全員集めてるんだ。
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能登 たわし
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