スーパーマーケット、コンビニエンスストア、薬局、書店…。街中には、多種多様な小売店がある。そしてその小売店には、これまた多種多様なPOP(ポップ)広告がある。「いま売れてます!」「当店人気No.1!」などと景気のいい言葉の並んでいるアレだ。おそらく、消費者の購買意欲を刺激する、最も単純かつ効果的な手段だろう。
店舗の売上高を伸ばすためのPOP広告は、運営会社本部からの支給だけでなく、その店舗の従業員が手作業で作ることも多い。そして、そのときのがんばりの結果、独特な味わいが出ることもままある。今回はその製作のがんばりに着目した。
聞いたことのあるフレーズで目を引く作戦。数年前、観光地の土産物店で撮影したものだが、例のドラマはすでに放送終了して数年経っていた。
「土産物をもらった場合のお返し」に着目している。一手先を読む試合巧者だ。決して、このフレーズを使いたくて無理やりこうしたわけではないのだ。
以前、客が店員に土下座を強要した事件があったが、起きたのがこの店でなくてよかった。(URLの文字列がちょっとおもしろいので注視していただきたい)
例のお笑い芸人がブレイクして以降、スーパーの店内にずっと掲げられている。最近ではむしろ例のお笑い芸人よりもよく見る。逆転勝利だ。
とにかく明るい人が作ったPOPなのだろう。
ガソリンスタンドもがんばる。結構な文字数だ。製作も地味に大変だっただろう。これは先述の土産物店とは違い、まさに流行の真っ只中に撮影したものである。
ちなみにこのガソリンスタンドはその後も「オイルコウカンGO」「せんせん洗車」など、時流に乗ったのであろうフレーズのPOPを数多く製作している。何をモジっているかは各自で判断していただきたい。
こちらは販売促進ではなく注意書きのパターン。角が立たないようにとりあえず追加したのであろう、おざなりのありがとうございますだ。思ってもいないことをぬけぬけと…。
取り扱いにはご注意下さい。
これは普通に気づいたほうがいい。あとで店長に怒られる。せっかくの「〜イカはイカが!!」のダジャレも、これでは全く目立たない。
「イカが!!」より、「イカが?」のほうがいいと思う。
とてもうまいパン。
以上。
又来シュウ
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