筑波大学・筑波キャンパス構内にて、あるものを発見した(私は筑波大学とは特に関係がない)。
極めて色白な…何だろう。人間の首から上に似ている。
もう少し近づくことにしよう。
やはり人間の首から上をかたどった何かだ。真っ白な発泡スチロール製である。色白な人の本物でなくてよかった。
目のくぼみ、丸い鼻、厚い唇に突き出た顎と、はっきり見て取れるように作り込まれている。
場所はサークル棟の近くだったため、きっと…何かのサークルが、何かに使ったものが、何かの理由で、この落ち葉の山に着陸したのだろう。
…そう、何もわからない。
首を使うサークル、そんなものはあるのだろうか。
首研究会だろうか。
ちなみに、大学生はサークルに「〇〇研究会」という名前を付けるのが好きだ。活動内容はともかく、名称は「研究会」にしたがる。
首を使うサークルとしてまず考えられるのはやはり、演劇関係だろうか。
演劇の小道具であれば、首程度ならザラにあるかもしれない。
舞台は中世か、はたまた現代の猟奇殺人事件か。そういったテーマであれば、首は活用できるであろう。しかしそれなら着色が必要だ。
「まず考えられるのは」などと格好を付けたが、それ以外が特に思いつかない。
たったひとつの白い首に、己の発想の貧困さを思い知らされるのであった。
※この首の使い道が推測できた方はぜひ教えてください。
感心するなどします。
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又来シュウ
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